2022.03.29  

第18回 蔵の夕べ

催し物

3月26日には、おとわこころ(白澤美さと)さんをお招きし「箏の音と和歌の心で癒しの時間を」開催させていただきました。

当日は、春の嵐!足元が悪い中、お出掛け下さった皆さん、ありがとうございました。

今回、出演を快諾いただいた白澤さんは、2019年に続き、2回目のご出演です。
白澤さんは、埼玉県のご出身で、10年前から松川村に居を構えて、お教室も主催されています。
コロナ禍の今、箏の音色と和歌から「安らぎと、心をみつめ直すきっかけになったら」という白澤さんの願いが込められていました。

「やまと歌は、人の心を種として、万のことの葉とぞなれりける(古今和歌集仮名序)」人は言葉を種としてつながり、歌には、天地を動かし、男女の仲をやわらげ、目に見えぬ鬼神もあはれと思わせる、そんな効用があります。まさに、今の社会情勢、コロナ禍に、平和や健康への願いが届くといいですね。
春夏秋冬、それぞれの和歌が、箏の音色にのせられ、心癒された「蔵の夕べ」となりました。

お名残惜しく、終演後には、みなさんがお箏を中心に集まって下さいました。
漆を施したお箏をまじかで拝見し、漆職人さんのお話も伺うことができました。


お箏、和歌、漆芸。和の文化に心を寄せる豊かなひと時でした。
白澤さん、ありがとうございました。

演奏が聴ける動画は、こちら