本日一日限定で、藍のかおり工房・浜染工房さんによる「100年以上続く職人技による藍・型染の展示会」が開催されています。
浜さんは、100余年続く藍染職人さんの4代目。全く違うお仕事をされていましたが「藍染の技法を残していきたい」という思いから、藍の道に進まれました。
当館からほど近い、浜染工房さんでは染を、隣接する藍のかおり工房さんでは、一般の方向けに展示・ワークショップを企画されています。
藍は、抗菌、防虫といった効果があり、Tシャツなどには、もってこいの素材です。
かつては、虫やマムシよけに、藍を足元につかったズボンを身に着け、山に入ったそうです。(先人の知恵ですね!)藍染めの衣類が生活に密着し、広まっていった一話をうかがえたような気がしました。
古典的な唐草模様はもちろん、カジュアルなお洋服にも合う、ドッドや、お子様むけの動物をモチーフにした小物も人気です。
グレーの作品は、松煙染めです。文字通り、松の木を燃やしたあとの煤で染るそうです。
12mの板の上に白い布を置き、型をのり付けして、その上にハケで塗っていきます。会場では、製作の様子もうかがえます。
ハンカチなどは、色止め効果がされているので、他のものと洗濯機にいれても大丈夫!
藍の色は、誰にでも似合う、そして、好まれる色ですね。