2023.09.21  

版画展

催し物

母屋2階では、25日まで、太田克己さんによる「多色摺り木版画展」が開催されています。


太田さんは、定年退職後の生き方を模索されていた50代はじめに、版画と運命的な出会いをされました。
それからお教室に通われ、鍛錬の日々。その後、先生としてお教室を主宰された時期を経て、現在も作品作りに邁進されています。


昨年、梓川のアカデミア館で個展を開催され、今年は当館にて、個展を開かれるというご縁をいただきました。

こちらは、最新作。当館からほど近い千歳橋です


一番難しいことは、原画の構図ということです。彫った木板と出来上がる作品は、反転するし、色を重ねるには木版が何枚も必要になります。
奥が深く、飽きることなく、版画愛は深まっているそうです。(この他にも、ハーモニカが趣味とおっしゃっています!恐れ入りました。)

年賀状の製作工程(左より右へ)5段階に分け色を重ね、最後に黒色で輪郭をいれます。


これからも自分らしい、見る方に安らぎを与えられるような作品作りに取り組んで行きたいとお話してくれました。
私も太田さんのように、自分らしく一年一年を重ねて生きたいなぁと思いました。