中町歴史スポット巡り

2023年1月にイベント「中町 歴史スポット探しウォークラリー」を行った際に選定した、町内の歴史的なスポットをご紹介しているページです。
スマホで、略地図と、各スポットの写真・簡単な説明を見ながら探し歩いてみれば、「蔵のある街」中町を2倍楽しんでいただけます。
各スポットの「ひらく +」をクリックするとくわしい説明と店名(正解)が見られます。

歴史スポット一覧

  • 重厚感漂う階段にはバンカラと呼ばれた大正や昭和初期の学生たちが店内に集う写真が飾られ、当時の様子がしのばれる。

    女鳥羽川にかかる幸橋(さいわいばし)のたもとにある洋食レストランです。昭和8年に上土通りの菓子店「翁堂」から「翁堂喫茶部」として独立して以来、木造3階建ての建物は当時のままの姿で往時の名残を今に伝えています。幸橋は映画やドラマのロケでよく使われます。
  • 白壁が多い中町にあって黒漆喰の重厚な壁が特徴。建物の2階では、はす交いにかけられた珍しい太い梁が見られる。

    以前はカレー店として人気を博した土蔵造りの建物にあり、今はよりすぐりのドライフルーツや土産菓子を扱うお店として人気。黒い漆喰の壁はひときわ目を引く存在です。建物の2階は、松本出身の民芸作家の三代澤本寿さんの作品を常展するギャラリーとなっています。
  • 店頭の立体的な看板は、初代店主が漆器店であることをアピールするために作ったもの。

    創業は明治40年。木曽漆器をはじめ、越前、会津、山中など国内主要な漆器産地から集められた漆器が店頭に並びます。普段の生活に取り入れやすい日常使いのものから、進物に最適な逸品まで数多くの漆器を取り揃えています。
  • 140年前の呉服店の店舗と住宅を兼ねた建物。開け放たれた2階の重厚な観音扉を見ると、土蔵造りの重厚さがわかる。

    20年ほど前に蔵造りの雰囲気を生かしながら再生された「食い飲み屋 BUN」の店舗が、2023年に新しい店舗にリニューアルされました。
    広島お好み焼き 宮澤
  • 軒下の杉玉は、酒蔵で日本酒の新酒が出来上がった時にそれを知らせるためにかけられる。

    中町通りのランドマーク的存在の「蔵シック館」は、中町に隣接する宮村町にあった造り酒屋「大禮酒造」の母屋・土蔵・離れの三棟を現地に移築し、平成8年10月に開館。母屋と土蔵は明治21年の建築、離れは大正12年に増築されたものです。
  • 明治5年創業の酒屋さん。建物は新しく作り変えられたが、店内のカウンターや重厚な梁などは当時のまま。

    「角打ち」(酒屋の一角を飲酒スペースとして立ち飲みすること)もできる貴重な酒屋さん。建物は新しく建て替えられていますが、店内のよく磨き込まれたカウンターや重厚な梁などは当時のままだそう。店内には松本の地酒や人気の「真澄」、その他にも各地の日本酒が取り揃えられ、お酒が好きな人たちから熱い支持を得ているお店です。
  • 300年以上に渡り、生活の中に溶け込みながら多くの人に愛されてきた松本民芸家具。実直に作られ使い込まれた美しさが魅力。

    松本民芸家具を見て触れて体感できるショールーム。厳選された木材から、職人たちがひとつずつ手作りで生み出す家具の数々は、毎日の暮らしの中で使い込まれ美しさと味わいが増してくると言われています。お住まいの環境に合わせた特別な注文にも柔軟に対応できるとのことです。
  • 看板建築と呼ばれる大正末期の建物で、正面のレリーフが美しく当時の最先端の左官技術で作られた貴重なもの。

    店内の作り付けの薬棚も、建築当時の薬局の面影を今に伝えるものとして価値があります。今も医薬品や介護用品を販売し、町の健康の拠点としてヘルシーライフに欠かせない存在です。
  • 調度品が「松本民芸家具」で揃えられた旅館と併設の喫茶店。130年前の建物の中に調和のとれた空間が広がる。

    まるも旅館は慶応4年の創業で、現在の建物は明治21年の「松本の大火」後に旧開智学校を設計施工した立石清重氏が手がけたものです。「珈琲まるも」はまるも旅館の一部で、松本民芸家具の創立者池田三四郎氏が設計、柳宗悦氏から高く評価をもらって以来、60年以上そのままの姿で営業しています。
  • およそ1,300点もの「はかる」ためのさまざまな道具や資料が展示・収蔵されている土蔵造りの資料館。

    明治35年創業の「竹内度量衝店」を前身とする松本市はかり資料館は、3つの展示室で構成され、「測る」「計る」「量る」道具とその関連資料が収蔵されています。第1展示室は「はかる」ための道具を、第2展示室ではかつて蚕種業や製糸業がとても盛んだった松本ならではの「繭の雌雄選別機」や「検尺器」などを展示、第3展示室は老舗の材木問屋「三松屋」の蔵座敷が移築展示されています。
    松本市はかり資料館
  • 民芸運動の旗手であった柳宗悦に共鳴し、松本民芸館を創館した丸山太郎氏の民芸品店で、諸国の工芸品が揃う。

    日本はもとより世界各地の窯元の焼き物や染め物、ガラス器やかごなどの暮らしを豊かに彩ってくれる工芸品や日用品が揃う老舗の民芸品店です。丸山太郎氏は国内外の民芸品の収集や工芸品の制作の他、グラフィックデザイナーでもありました。彼が手掛けた棚や意匠などが今もそのまま使用されています。
  • 江戸や明治の大火に耐えた、中町で最も古い160年前の建造物。京都の呉服店「日野傳」の文字がお店のガラスに残っている。

    きれいに改装された店内には、メンズ・レディースの洋服などが美しくディスプレイされているほか、暮らしを彩る服飾雑貨などバラエティ豊かに取り揃えられています。